2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ポピュリズムの時代

大阪府の橋下知事の支持率が84%らしいが、支持率が好感度調査のようなものとは言っても、これはさすがに驚いた、というか暗澹たる気分になった。この橋下府知事に代表されるように、日本の民主主義がかなり機能不全になっているように思われる。民主主義の…

この変わらなさに唖然

竹中 「派遣は増えたが正規雇用は殆ど変わらず労働者の権利が守られない「請負」が減った。2004年、2005年は派遣に変えなかった。偽装請負の批判が出て、派遣が始まった。 日本の司法が誤った解釈をした。政府は正規と非正規が平等になるように改革すべきだ…

新自由主義はなぜ支持されたのか

特に「派遣切り」の問題以降、2000年代の「小泉改革」が「新自由主義」「市場原理主義」などとして厳しく批判されるようになっているが(その一方でその中心メンバーたちの社会的地位は基本的に安泰のままなのだが)、そこまで「間違った」政策が大きく批判…

「派遣切り」と正社員層

前回は感情に任せてほとんど書きなぐりで、なぜかブックマークも急に増えたので、言いたいことを整理。ネット上の匿名言論とはいえ、その中でもYahoo!という最も公共性の高い(つまり学校でネットを習った人が最初に指定されるような)ポータルサイトで、「…

yahoo!ニュースのコメント欄がひどい

ネット上のヘイトスピーチというと「2ちゃんねる」が有名だが、あきらかにそれ以上にひどいところがある。それはyahoo!ニュースのコメント欄だ。この欄のコメントの偏見の凄まじさにはときどきびっくりさせられる。例えば先日の総務省の坂本政務官の「派遣…

国家を家族として考えるべき

国家は家族のようなものである、というと誤解する人が多いだろうが、これはいたってまじめである。この喩えは「国家は企業のようなもの」という、より流通しているモデルを批判するために用いている。(1)企業モデル国家 国家が企業のようなものであるとい…